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「いのちを支えるアート・カルチャー」動画配信のお知らせ

2021年3月7日 としま区民センター会議室で 豊島区後援 MIC主催イベントが行われました。

「いのちを支えるアート・カルチャー」
―医療コミュニケーションと患者・市民参画―

シンポジウムの動画をYouTubeにて配信しております。
https://youtu.be/CWqiHNw9Bd8

What's New

2022. 8. 5
【コミュニケーションのススメ】日下 隼人 コラムを追加いたしました(No.395 ~ 396)NEW
2022. 6. 3
【コミュニケーションのススメ】日下 隼人 コラムを追加いたしました(No.393 ~ 394)
2022. 4. 3
【コミュニケーションのススメ】日下 隼人 コラムを追加いたしました(No.391 ~ 392)
2022. 3. 5
【コミュニケーションのススメ】日下 隼人 コラムを追加いたしました(No.389 ~ 390)
2022. 2. 6
【コミュニケーションのススメ】日下 隼人 コラムを追加いたしました(No.387 ~ 388)

MICの模擬患者派遣活動について

各位

拝啓
 平素はお世話になり、ありがとうございます。
また、昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、当会が模擬患者派遣活動を休止しましたことにご理解をくださり、感謝申し上げます。お蔭様で模擬患者メンバーは健康に過ごしております。
 さて、2021年に入り3月には感染が下火になったかに見えたコロナですが、その後変異株が発見され、強毒性や重症化が報告されています。また、深刻な後遺症の報告もあり感染しないよう昨年以上に注意して生活しております。当初は4月末には健常な高齢者にもワクチン接種が始まり、順調にいけば5月中旬以降には従来の活動を再開できると期待して担当スケジュールを組み、新人養成もふくめて準備を始めておりました。

 ところが、一般人へのワクチン接種は来年以降になることが判明しました。医療従事者ですら全員が接種できていない現状では、圧倒的多数の一般人は未接種の感染しやすい状態で公共交通機関を利用することになります。ウイルス変異に対する治療法が確立されていない段階では、せめてワクチンで重症化を防ぎたいと思いますが、それすらもできないことがわかり途方に暮れております。そして、MICメンバー、ご家族からも、自らの命を守るために、医学教育へのお手伝いは、安全が確保されるまで休止したい旨のご要望が次々と寄せられてまいりました。それぞれに苦渋の決断をされたことを申し訳なく思い、MICとして、遅まきながら、2021年度も、一般人へのワクチン接種などの状況が変わらない限りは、学部の実習や共用試験などの模擬患者派遣活動は休止する決断に至りました。

 昨年おかけしたご迷惑にもかかわらず、本年度のご依頼をいただきましたのに、辞退せざるを得ない状況となり、誠に遺憾に、申し訳なく存じます。ご不便をおかけし、心からお詫びを申し上げます。
 なお、オンライン実習などは継続いたしますので、勝手ではございますが、お聞き届けいただけますよう伏してお願い申し上げます。
 末筆ながら皆さまのご健勝とご発展を心から祈念致します。

敬具

2021年4月22日

一般社団法人マイインフォームド・コンセント(MIC)
理事長 佐伯晴子

2021年3月7日 豊島区後援 MIC主催イベントのご報告

満開の桜を遠慮がちに愛でる二度目の春になりました。お変わりございませんか?
期待通りには進まないコロナの状況でも年度は改まります。新生活をスタートさせた方々が夢や希望に向かって元気に進んでいかれますようお祈りします。また、いつもの暮らしを続ける方々も、ふつうを続けられる幸せを大事にしていただければと思います。コロナで社会の分断が進み、弱い立場の人がさらに試練を強いられています。
MICの活動目標は、コミュニケーションでふつうの暮らしに安心と納得を実現することですが、医療だけが暮らしを支えるものではないと痛感した1年でした。患者・市民の立場でできることは何かを今後も考えてまいりたいと思います。

2021年3月7日 としま区民センター会議室で 豊島区後援 MIC主催イベントが行われました。

「いのちを支えるアート・カルチャー」
―医療コミュニケーションと患者・市民参画―

会場およびオンラインでご参加くださいました皆さまには貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。本来なら、会場で皆さんと活発な意見交換をするところですが、状況が許さず残念でした。ただ、今後もホームページなどで交流ができればと考えておりますので、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
ご協力くださいました日下隼人先生、渡邊清高先生、今村恭子先生に厚くお礼申し上げます。
当日のスライドをご紹介します。
シンポジウムの動画をYouTubeにて配信しております。
https://youtu.be/CWqiHNw9Bd8

「温かい医療をめざして」日下先生
「医療情報 どう読み解く?どう伝える? どう話し合う?」渡邊先生
「医療を変える患者・市民参画の学びと社会変革への期待」今村先生
「医療コミュニケーションと患者・市民の参画」佐伯

医療開発基盤研究所(Ji4pe)からのご案内

佐伯晴子です。東大薬学部に開設され、その後一般社団法人化された 医療開発基盤研究所(Ji4pe)からのご案内です。
患者市民参画の参加型プログラムをオンラインで提供しています。
ヨーロッパの患者・市民参画を参考にしながら、医薬品開発に留まらず、日本で患者や市民と医療提供者がどのように連携していけばよいかを考えますが、患者会活動や生命倫理についても講師が話題を提供し、皆さんとディスカッションしながら進めてまいります。佐伯も患者・市民の立場で、社会保障の中の医療とコミュニケーションについて話題提供を致します。
講義予定表など詳しくはこちらをご覧ください。https://ji4pe.tokyo/course-a.html
締め切りは3月5日ですので、よろしくお願いします。

第1回に参加されたMIC会員の稲葉一樹さんからの推薦メッセージです。


Public Engagement Expert Aコースを受講して

昨年8月末に佐伯理事長から、一般の人が薬を作るところから安全に販売するところまでの過程を学び、治験の必要性を理解するオンラインのコースのご紹介があり、スカラシップが発行され無料で受講できるとのメールを頂きました。
多少の自己PRと、学んだ成果の活用について記述し応募しましたところ、スカラシップの対象に選ばれ、10月からZOOMによる講義が始まりました。
具体的には土曜日の午後2時から5時までの3時間、4日間に亘り密度の濃い講義が行われ、講義終了後にミニテストの答と理解度、疑問点のアンケートに答えるものでした。また、全国からの熱心な参加者と共にワークショップも行われました。
短期集中でしたが医薬品の開発、治験、倫理、そして法規を系統的に学ぶことができ、機会があれば多くの方が参加され学ばれると良いと思います。

いのちを支えるアート・カルチャー

PDFダウンロード いのちを支えるアート・カルチャー

MICメンバーが翻訳をお手伝いしたコクランの本がWEBで読めるようになりました

2020年12月18日

 コロナ禍は一向に収束が見えず、初雪がいきなり大雪となり、心配の種が尽きない師走となりました。寒さが残る頃に始まったコロナによる「新常態」。一時的だから我慢できていたことも永続的になるかも知れないと思うと、気が重いことです。もちろんITを活用して便利になった部分はありますが、その環境にない人も多くいることを考えると、どうか来年は少しでも光が見えますようにと祈るばかりです。

 さて、当会の模擬患者さん派遣事業は2021年3月末日まで原則休止にしておりますが、それ以降はできるだけ従来の活動を再開したいと考えております。すでにいくつかの大学からご依頼をいただいておりますので、年明け早々には4月以降の計画づくりを始めたいと思います。ただ、方法は一部オンライン利用や、リモート講義やデモンストレーションで代用することもあるかと思いますが、医療を受ける立場から何かしらのメッセージをお伝えし、医療を担う方々への期待と応援する気持ちをお届けできればうれしいです。

 本日は、表題にありますように、当会のメンバー有志が参加した翻訳作業についてのご報告です。2年前になりますが、当時コクランジャパン理事長の森臨太郎先生からお声かけをいただきました。コクランという英国人医師が創始者で、科学的根拠にもとづく医学論文の精査と治療ガイドライン作成を行う世界的に有名な活動があります。製薬企業や医療機器メーカーとの接触を排除して(利益相反を厳しく監視)出版社の援助と会費のみで運営している組織です。日本ではオーストラリア支部からコクランジャパン支部が独立し、昨年から京都大学精神科の渡邊範雄先生が理事長を引き継いでいます。今、コクランはCOVID-19の論文を毎週精査して、最新の情報を発信しています。世界中で多くの医療者がコクランを頼りに、治療や予防の方策を検討しています。コクランジャパンのホームページをご覧ください。
https://japan.cochrane.org/ja/
 コクラン本部では「医療消費者の立場」が位置づけられており、佐伯はその立場で理事を拝命しています。コクランといっても、一部の医療研究者しかなじみがないのですが、科学的にも経済的にも倫理的にも、よりよい治療法を世界共通のものとして普及させようという運動なので、医療の受け手が積極的に関与する必要があると思い、お手伝いしています。
 そのひとつとして、Testing Treatmentという本を翻訳する作業がありました。『治療を検査する』と邦題がつけられましたが、世界で16番目の翻訳になります。私たちメンバー有志は、いくつかの章の下訳を致しました。プロの翻訳家の方々に修正などをしていただき、最終的に日の目を見ることができました。書籍として出版は今のところできていませんが、少しずつ小分けにしてお読みいただければ幸いです。英国で書かれた本ですが、日本の医療のこともいくつか出てきて、驚いたり納得したり…。医療情報リテラシーという言葉がありますが、『治療を検査する』はその教科書のような存在だと思います。

コクランの創始者であるメンバーが著者の本「TESTING TREATMENTS」日本語訳
Webでダウンロードしてご覧ください。(https://jp.testingtreatments.org/book/
治療を検査する

2018年9月にエジンバラで開催されたコクランコロキウムで、Testing Treatmentを自国語に翻訳し普及させていると集まった。日本からは上段右から4番目の森理事長(当時)が、翻訳に着手していることを報告。医療消費者も参加していると佐伯も紹介された。(撮影:佐伯)
2018年9月にエジンバラで開催されたコクランコロキウム1

コロキウム総会 インフォームド・コンセントではなく、インフォームド・チョイスという言葉が使われている。メディスンではなく、ヘルスケアという言葉が一般的に使用される。(撮影:佐伯)
2018年9月にエジンバラで開催されたコクランコロキウム2

爽やかな秋晴れが続いております

一般社団法人 マイインフォームド・コンセント
理事長 佐伯晴子

爽やかな秋晴れが続いております。
皆さまにおかれましては、ご無事でお過ごしでしょうか?

 さて、一般社団法人マイインフォームド・コンセントは半年以上も休業状態ですが、オンラインを活用した講義などでわずかながらメッセージをお伝えしております。
 今週も山梨大学医学部の学生さんに「患者の視点で考える医療コミュニケーション」をZoom形式でお話しします。例年なら新宿からあずさ1号に乗って紅葉と富士山を愛で、大学到着後は前半組と後半組の2班に分けた学生さんに、佐伯の講義と少し後に到着される10名の模擬患者さんとの実習のセットを最小限の休憩時間で実施して、参加型臨床実習前共用試験に備えていただいていました。10年程前に始めたこの実習は指導の先生が陪席せず、学生さんどうしと熟練の模擬患者さんによるフィードバック(感想)を行うので、模擬患者さんとしては指導者にならない程度で、役立つフィードバックを考えてお伝えするのに苦労する実習でもあります。
 ただ、学生さんがとても熱心でまじめなのと、学務課の皆さんのきめ細かなご配慮で、日帰りの長時間重労働ではありますが、充実した一日でした。また、その後の共用試験ではお手伝いした実習の成果が発揮されていて、若い学生さんの吸収力と熱意を頼もしく思い、この仕事のやり甲斐を感じたものです。
 共用試験ではフィードバックが禁止されたため、実習が唯一の「一患者としての嘘ではない気持ち」を伝える機会なのです。短い時間にその学生さんが将来患者さんに向き合うときまで視野に入れて、受け入れやすく、役に立つメッセージにして(応援の気持ちも込めて)伝えるのは、本当にエネルギーが要るのです。同室の数名の学生さんは実習では数名の模擬患者さんとの面接を体験、見学しますので、患者さんと一口に言っても、感じ方や考え方がそれぞれだと気づきますし、どのような方を相手にしても大事にしなければいけないことがあることを学んでくださいます。彼らの真摯な姿と、目の輝きを見ると、私どもは実習中に疲れを感じることはありません。(帰りの中央線特急では、心身の疲れと駅弁の満腹で心地よい眠りについていましたが)実際、参加型臨床実習前共用試験でフィードバックを禁じたことが、参加型臨床実習での学生さんや指導者にとって大きなプラスになったのか、フィードバック付きに戻すことも検討してもよいのではないかと個人的には考えますが。
 佐伯はこの25年間にはなかった時間的余裕で、できることを少しずつ進めています。オンラインによる倫理審査委員会や評価委員会の出席のほか、患者・市民参画をテーマにした東大ITヘルスケア社会連携講座、医療開発基盤研究所のPE(Public Engagement)プログラムへの参加、Minds診療ガイドライン作成のための患者・市民参画入門の教材づくり、豊島区健康プラン推進会議公募委員としてプラン中間評価、豊島区区民勉強会「あうるへるすの会」オンライン企画などのほか、法律を勉強しています。いただいたご縁を大切に将来世代のために精進したいと存じます。
 季節の変わり目、どうか皆さまお気をつけてお過ごしくださいませ。

残暑お見舞い申し上げます 2020年

一般社団法人 マイインフォームド・コンセント
理事長 佐伯晴子

 長梅雨の後にいきなりの厳しい暑さで、体力を消耗する毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか? さまざまな変化をもたらした新型コロナウイルスですが、各地で大災害も起こりました。改めて、私たちの大切な日常とは何なのかを考えさせられています。振り回されるうちに時間が経ち行先を見失うということにならないよう努めたいと思います。
 さて、一般社団法人マイインフォームド・コンセントの模擬患者派遣活動を休止して半年になります。本来なら熱中症を心配しながら連日のように実習や試験に赴いていたはずですが、25年ぶりに静かな日々を送っています。佐伯個人は事前収録やリモート講義などのほか、倫理委員会などにオンラインで参加して一般の立場委員として従来通りの活動を続けています。
 日下先生の新著のお知らせを致しましたが、日下先生と佐伯の共著『話せる医療者』(2000年)が今年も増刷され、読者の皆様に感謝いたします。実はリモート講義でも『話せる医療者』の佐伯執筆部「今日こそ病院に行くしかない」をとりあげて、こんなふうに感じる患者さんもいるということを知ってもらう材料にしました。感想文には「考えすぎではないか」というご意見もあれば、「同じように感じた」とご自身やご家族の体験を書いてくださる方もいて、読ませていただくだけで交流が出来たような気持ちになりました。初版から20年経っても日本の医療の形はさほど変わっていませんし、元気な人が「患者になる」という有事はいつの時代でも喜ばしいことではありません。
 さて、1995年の東京SP研究会発足時に入会した医学教育学会から、佐伯に名誉会員就任のお知らせと賞状が届きました。ある年齢になると戴ける制度だと思いますが、一時期は評議員や理事として一般市民の意見を述べる機会もあり、また、東京SP研究会時代は模擬患者の皆さんと毎年のように学会で発表し、医療面接教育での課題を指摘し改善を訴え続けてきました。学会のための貢献というよりは、実際の患者さんが少しでもコミュニケーションによる信頼が得られるようにと、そればかりを願い続けた活動であったと思います。学会からの感謝は東京SP研究会と一般社団法人マイインフォームド・コンセントの通算25年の模擬患者の皆さんに対する感謝に他なりません。厚くお礼申し上げます。本当にお疲れ様でした。また、これを機会にさらに同じ道をゆっくりとですが、歩み続けてまいりたいと思います。
 来春までにコロナの事態が収束しているか不明ですが、どうか再びお目にかかるまでご無事でお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。

賞状

コラム 患者・住民としての参画 (豊島区あうるへるすの会)

一般社団法人 マイインフォームド・コンセント
理事長 佐伯晴子

MICは2020年春から21年春までは模擬患者派遣活動は休止していますが、佐伯個人としての活動は続けています。今回から、佐伯の「患者・住民としての参画」コラムを始めます。これは豊島区民である佐伯が代表をつとめる「あうるへるすの会」(豊島区の地域保健福祉を勉強する会)についての情報を中心に、その他、理事をつとめるコクランジャパンセンターや、日本在宅医療連合学会その他の倫理委員活動などについても広くお伝えしていきたいと考えています。模擬患者は医療者教育の人的資源と言われ、利用される印象が強いのですが、患者・住民は医療のエンドユーザーであり、納税者としても自治体、国を支える主体です。次世代によりよい暮らしを残せるよう努めてまいりたいと思います。

コラムを読む

2020年度の模擬患者派遣活動休止のお知らせとお詫び

PDFダウンロード 2020年度の模擬患者派遣活動休止のお知らせとお詫び

一般社団法人マイインフォームド・コンセントについて

このたび、一般社団法人 マイインフォームド・コンセント(略称MIC)を設立する運びとなりました。従来の東京SP研究会の活動内容を継続し、さらに、患者だけでなく利用者や一般住民の立場で活動範囲を広げ、よりよい社会づくりを目指します。

東京SP研究会を1995年4月に設立して以来21年間、患者の立場と視点から、医療者のコミュニケーション研修や教育のお手伝いを続けてまいりました。共用試験の本格導入から10年経ち、全国の医学部教育でコミュニケーションによる患者さんとの信頼関係づくりが「基本的な学習項目」として位置づけられ、医療面接実習や試験の場では、医療者の自己紹介や「共感的態度」は常識となりました。患者役を演じる模擬患者(Simulated Patient あるいはStandardized Patient 略してSP)との練習や試験は全国で実施されるようになり、学内外のSPと呼ばれる人は急増しました。

ただ、SPとのコミュニケーション教育の機会は増えたものの、患者がみずから考え意思を決めるインフォームド・コンセント(Informed Consent 主語は患者)の理念が浸透したかと言えば、心もとないのが現状です。医療現場では、「ICを取る」と表現されることが多く、取る人が主語であるかのようなとらえ方をされています。私が個人的に参加する臨床倫理の勉強会でのディスカッションや、倫理審査委員として見る文書や、医療福祉介護政策の議論などの端々にも、医療者や専門家が主導(主語)で、患者や利用者、住民は受け身であって、主体(主語)としては考えられていないと感じることがあります。表面的な「患者さんとの良好なコミュニケーション」が増えた分よけいに、患者の主体的参加との距離を感じてしまうのかも知れません。あくまで患者(場合によっては家族)や利用者、あるいは住民が、その人にとって十分な情報を得て、そのうえで意思を決めるという、主体的であることが重要だと考えます。

また、医療介護福祉の場で患者や家族、利用者がかかえる、自分のことなのに自分で決められないもどかしさや無念は、専門家とのコミュニケーション場面に限らず、制度や仕組みそのもの、関連分野の説明文書、文化や慣習がもたらしていることが少なくありません。専門家がよかれと思って作ったものが、患者、利用者、住民にとってわかりにくく、意味が伝わらないことが多いのです。必要な情報を得て安心して暮らしたい、次世代のために賢く生きたい、そんな思いの市民がふつうに求める「わかりやすさ」を実現し、専門家への信頼を深めるために、東京SP研究会の長年の経験を生かして少しでも貢献したいと思います。

理事長 佐伯晴子

一般社団法人 マイインフォームド・コンセント
理事長 佐伯晴子

一般社団法人マイインフォームド・コンセントができること

患者・利用者および住民が理解・納得(インフォームド・コンセント)して参加でき、立場を越えた信頼を培い、次世代のために、よりよい社会を残すことを目的とし、その目的達成のために下記の事業を行ないます。(旧東京SP研究会の全事業を継承します)
旧東京SP研究会の実績 および 佐伯個人活動

  1. 非専門家と専門家個人とのコミュニケーションを非専門家の立場から評価し改善を促すための講演や教育・研修事業
    (例)医療系学部コミュニケーション講義、実習、試験、専門医認定試験の医療面接課題作成と実施
  2. 医学部31校(過去含む)
    歯学部6校
    薬学部5校(過去含む)での講義・実習・OSCE
    長野県看護協会、国診協全国大会 他
  3. インフォームド・コンセントを念頭においたコミュニケーション演習、評価方法開発
  4. 新卒研修医実習3大学6病院
  5. 教育に必要な人材の養成、派遣
  6. 医療面接SP養成200名以上(現地のSP研究会立ち上げ、フォローアップ)
  7. 研修会やセミナーの企画、実践、教材作成
    (例)学会、病院、地域医療機関のインフォームド・コンセント研修
  8. 東北厚生局医療安全WS
    精神神経学会
    薬局学会ほかWS
    東京都福祉保健局医療者研修
    がん研有明病院乳腺センター研修
  9. 専門家が作成する一般向けの文書を非専門家の目で評価し、改善する業務
    (例)診療ガイドライン、医薬品・健康器具の説明書や行政文書の「わかりやすさ」分析
  10. 元東京都福祉保健局 医療情報に関する理解促進委員
    元厚生労働省医薬食品局医療安全対策委員
    歯科診療ガイドラインGRADE消費者パネル
    コクラン共同計画日本支部運営諮問委員
    日本専門医制度評価認定機構 専門医の広告に関する委員会
    東京医科歯科大学大学院修士課程医療政策学(MMA)単位取得満期退学 テーマ「医療計画を始めとする住民参加」
    東京大学公共政策大学院関連H-PAC2期「医療政策決定プロセスにおける患者・住民の参画」全県医療計画策定調査
  11. ホームページ、出版、コンテンツ配信など、メディアを通じて、成果を公表する業務
  12. 佐伯晴子著「あなたの患者になりたい」医学書院
    佐伯晴子著「医療面接ポイント50」日本医療企画
    佐伯晴子・日下隼人著「話せる医療者」医学書院
    日下隼人著「医療の場のコミュニケーション」篠原出版新社
    日下隼人著「医療者の心を贈るコミュニケーション」医歯薬出版株式会社
  13. 利用者の立場で、行政・社会サービスのあり方や個別の施設や事業体について評価しアドバイスする業務
    (例)病院や施設などの利用者評価(機能評価受審前のアドバイス) 40名程度のヒアリング、モニター
  14. 元社会保障審議会医療部会委員
    現横浜市医療安全推進協議会委員
    豊島区保健福祉審議会委員
  15. 学会や臨床研究の倫理審査委員会に必要とされる一般の立場の委員の養成
  16. 昭和大学ゲノム解析倫理審査委員
    昭和大学薬学部倫理委員
    東京医科歯科大学医学部倫理委員
    在宅医療学会倫理委員
    国診協倫理委員
    東京大学CBEL修了
  17. まちづくりに関係する行政の公募委員にふさわしい人材の養成
  18. 豊島区国際アート・カルチャー特命大使
    豊島区保健福祉審議会公募委員
  19. 一般市民がインフォームド・コンセントを実践するための勉強会の企画、実施
  20. 足立区民勉強会
    南多摩保健所住民勉強会

その他ご相談に応じます。

一般社団法人マイインフォームド・コンセント 業績一覧
(2016年4月~2019年3月)

【医学部教育】
  • 東京慈恵医大4年生全体実習
  • 東京慈恵医大グループ実習
  • 東邦大学医学部6年生OSCE
  • 帝京大医学部4年講義デモ 実習
  • 昭和大学医学部4年実習
  • 順天堂大学医学部6年OSCE
  • 東京慈恵医大共用試験OSCE
  • 杏林大学医学部講義 実習
  • 帝京大学共用試験OSCE
  • 昭和大学医学部共用試験
  • 山形大学医学部4年講義 実習
  • 杏林大学医学部6年生OSCE
  • 杏林大学医学部グループ実習
  • 山形大学医学部共用試験OSCE
  • 順天堂大学医学部共用試験OSCE
  • 東京医科大学4年 講義デモ
  • 昭和大学医学部3年講義デモ
  • 東京医科大学4年グループ実習
  • 群馬大学医学部共用試験OSCE
  • 東京医科大学共用試験OSCE
  • 杏林大学医学部共用試験OSCE
  • 昭和大学医学部5年OSCE
  • 新潟大学医学部4年講義 実習
  • 防衛医科大学校4年講義 実習
  • 東邦大学医学部共用試験OSCE
  • 防衛医科大学校共用試験OSCE
  • 新潟大学医学部共用試験OSCE
  • 慶應義塾大学医学部4年実習
  • 山梨大学医学部4年講義 実習
  • 慶應義塾大学医学部共用試験OSCE
  • 東京女子医科大学共用試験OSCE
  • 山梨大学共用試験OSCE
  • 帝京大学医学部5年OSCE
  • 昭和大学医学部PCCOSCE
  • 杏林大学医学部PCCOSCE
  • 順天堂大学医学部PCCOSCE
  • 山形大学医学部PCCOSCE
  • 東邦大学医学部PCCOSCE
  • 山梨大学医学部PCCOSCE
  • 帝京大学医学部PCCOSCE
  • 新潟大学医学部PCCOSCE
  • 防衛医科大学校PCCOSCE
  • 慶應義塾大学医学部PCCOSCE
【歯学部教育】
  • 昭和大学歯学部2年実習
  • 東京医科歯科大歯学部共用OSCE
  • 昭和大学歯学4年全身疾患のある医療面接実習
  • 東京医科歯科大学歯学部2年講義デモ
  • 昭和大学歯学部共用試験OSCE 初診 説明
  • 鶴見大学歯学部共用試験OSCE
  • 昭和大学歯学部5年iOSCA
  • 昭和大学歯学部2年講義実習(佐伯)
  • 昭和歯学5年講義(佐伯)
【薬学部教育】
  • 北里大学薬学部実習 病棟場面
  • 慶應義塾大学薬学部実習
【看護学部教育】
  • 東邦大学看護学部実習
  • 至誠会看護専門学校 講義 実習
【リハビリテーション・臨床検査など医療系学部教育】
  • 文京学院大学臨床検査学科実習
  • 日本リハビリテーション専門学校作業療法学科 講義 実習
  • 了徳寺大学医療系学部講義
【研修医研修】
  • 新潟大学医学部病院新研修医オリエンテーション実習
  • 坂総合病院研修医オリエンテーション実習
  • 昭和大学病院研修医オリエンテーション実習
  • 武蔵野赤十字病院研修医オリエンテーション実習
  • 東京慈恵医大病院研修医実習
  • 河北総合病院研修医実習
  • 昭和大学医学部病院研修医採用試験
  • JA長野厚生連臨床研修指導医ワークショップ
【学会研修】
  • 日本集中治療学会研修会 模擬家族面接
【学会専門医認定試験】
  • 日本心療内科学会専門医認定試験
  • 日本緩和医療学会専門医認定試験
【講演】
  • 名古屋 大同病院職員向け講演
  • オズマPRメディア向け講演「痛みとコミュニケーション」
  • 岡崎市民病院研修医向け講演と実習
  • 岐阜小児科医会講演(佐伯)
  • 国立病院機構上田病院看護専門学校講演
  • 国診協平成29年度地域包括ケア医療研修会
  • 横浜市医療安全研修会
  • 咲耶会東京支部講演
【倫理委員会など】
  • 東京医科歯科大学医学部倫理委員会
  • 昭和大学ゲノム解析倫理審査委員会
  • 昭和大学薬学部倫理委員会
  • 日本在宅医学会倫理委員会
  • 横浜市医療安全推進協議会
  • 豊島区保健福祉審議会
  • 東京女子医科大学薬剤使用に関する評議会
  • 向精神薬の使い方に関するガイドライン作成ワークショップ
  • Minds診療ガイドライン作成のためのテキスト作成WS
  • コクラン日本センター 特定NPO法人 理事就任(佐伯)
  • 研究倫理を語る会(佐伯)
  • 臨床研究リスク管理研究会 日韓倫理委員シンポジウム
【教材作成協力】
  • 帝京平成大学作業療法学科教材収録
  • ケアネットDVD収録 ネット教材収録
【企画シンポジウムなど】
  • MIC設立記念シンポジウム&自由討論 &懇親会
  • 日本在宅医療学会一般演題
  • 日本医学会「医学用語」シンポジウム 参加とフロアから意見(佐伯)
  • 日本医学教育学会大会(大阪)ポスター発表座長(佐伯)
  • 日本経済新聞「向き合う」連載
  • M3インタビュー取材
ほか